リスクマネジメント Sustainability

基本的な考え方

ゴールドウインでは、危機の発生により企業活動に多大な影響を及ぼす恐れがあるとして、リスク管理は極めて重要であると考えています。危機の発生を未然に防ぐこと、かつ危機が発生した際も当社への影響を最小限にとどめることを目的に「リスク管理規定」を定め、様々なリスクに備えています。

2023年度に「リスク管理規定」を改定しました、昨今の社会情勢に合わせたリスク分類の再定義や、BCP(事業継続計画)の策定に伴う内容を追記し、社内で共有しています。


推進体制

当社は、BCM委員会や情報セキュリティ委員会をはじめとする各種の社内委員会を設定し、常に起こりうるリスクを想定したリスク管理に努めています。また、危機管理の情報は一元的に集中して総合的に判断することが重要であるため、管理本部を危機管理の統括部署とし、総務部が平時における実務を実行する体制としています。BCM委員会は管理本部長が委員長を務め、各本部から委員を選任しています。BCPの運用状況、訓練、対策の確認などを年2回実施する委員会にて共有の上、必要な対策を協議しています。

万が一、危機が現実化した際には、取締役を中心とする経営層に速やかに報告され、発生した事案への危機管理本部が設置されます。危機管理本部は、情報収集・分析を行い、対策および再発防止策を検討し、危機解決に必要な行動を役職員に指示・命令する体制を確立することとしています。

体制図

BCM(事業継続マネジメント)

地震、大型台風、噴火などの自然災害や、感染症、広域長期停電など経済活動の継続に影響を与える事象、また情報漏洩などのインシデントが発生すると、当社の企業活動にも中長期にわたって多大な影響を被る可能性があります。当社ではこうした緊急事態をあらかじめ想定し、危機発生時においても従業員とその家族の安全確保を最優先としつつも、社会と地域の安定に寄与し、事業継続による社会的責任を果たすために、2021年度よりBCP(事業継続計画)を策定し、運用しています。

BCPの策定、事前対策や教育訓練の推進、及び定期的な点検・是正を平常時から行う体制として、経営層の下にBCM(事業継続マネジメント)体制を構築し、BCM推進事務局が平常時の運用体制における事務局を担っています。BCM責任者を代表取締役社長が担当し、BCM事務局として管理本部長が責任者となりBCM委員会の運営を通じて、BCM進捗状況の把握や経営層への報告、予防処置や是正処置のフォローアップ、教育訓練の計画と実施などを行っています。

2022年度は事業継続計画書に基づき、各部署もしくは所管業務ごとに対策の検討と、ソフト・ハード両面における準備を行うための部門ヒアリングを各部署4回実施しました。また、マニュアルに沿ってBCP訓練を実施しています。

基本方針

従業員の生命安全を最優先として捉えると共に、スポーツを愛するすべての人に信頼され、期待されるスポーツアパレルメーカーであり続ける為、お客様への供給責任を果たし、社会的責任を遂行する。

また、社会の一員として国や地方自治体と連携を図り、従業員・家族の生活支援及び地域住民の救助・救援にできる限り協力すると共に、企業価値向上を目指し、持続的な成長発展のため事業継続力強化に継続的に取り組み社会に貢献する。

目的

  1. 人命第一を旨として、従業員とその家族及び社会の安全を最優先とする。(感染症の場合、感染防止策や感染拡大防止策などを含む)
  2. 地域社会の安全に貢献する。(社会・経済の混乱防止) お客様や社会への影響を極力少なくするため、出来る限り早期に製品・サービスの提供を再開する。スポーツアパレルメーカーとしての支援活動を、製造活動、営業活動、広報活動として意識して行うことで、企業価値の維持と向上に繋げる。
  3. 有事の対応を決めておくことで、有事の際の権限委譲、早期対応を可能とし、企業・組織の存続と経営の維持・収益の確保を行う。

備えるべき脅威と想定リスク

大規模地震、感染症、噴火、火災、テロ攻撃など様々な脅威がある中で、当社として最も備えるべき脅威として優先的に大規模地震及び感染症に対するリスク評価を重点に実施しています。ただし、その他の脅威についても、今後の継続的改善の中で必要に応じて検討を進めます。また、対象拠点単位にリスク状況を整理・分析し、課題や必要な事前対策を改善実施状況として、課題管理表を作成し、進捗管理を行っています。


新型コロナウイルス感染症への対応

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年3月より、コロナ対策委員会を設置し、管理本部長の委員長のもと指示・決定を迅速に行い、重大事故ならびに感染拡大を未然に防ぐことに努めています。2023年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「5類感染症」へ移行したことを鑑み、コロナ対策委員会を解散し、通常のリスクマネジメント体制の中で、感染症対策として取り組みを継続しています。

当社の感染症予防対策は以下をご参照ください。


今後の課題

全社的リスクマネジメント体制の構築に向けて、社内の各種委員会・各部門との連携を強化します。また、子会社のBCMへの取り込みを検討し、最終的にはゴールドウイングループ全体のリスクマネジメント体制の構築を目指します。さらに、具体策として訓練や社内教育を進めるとともに、適宜、必要に応じてBCM体制の見直しや、規定類の更新などに取り組みます。