循環型社会の実現

基本的な考え方

当社は環境方針の中で「限りある地球資源の有効利用」を掲げており、省資源活動、原材料使用量の削減を進めています。原材料ロスの低減活動の推進、クレーム・リペア情報からのフィードバックによる設計改善、設備管理・工程管理の徹底、物流梱包資材の削減活動の推進、仕事の仕組み・仕方の見直しによる管理・効率のアップ(業務改善活動)の推進。使用後の製品回収活動再利用システム・製品回収量の向上の取り組みなどを推進しています。

産業廃棄物の削減

当社は環境方針として、製品・原材料における廃棄処分量の低減を掲げ、その発生抑制と製品の再利用を進めています。廃棄物発生予防へ向けた活動の推進、発注流動管理の徹底、余剰資材の有効活用の推進、製品不良・リコール低減活動の推進、加工ロスの徹底排除、廃棄物の分別、細分化による再利用の推進、5S活動の推進などを通して、産業廃棄物の削減に努めてまいります。

発注流動強化による総量規制

アパレル産業で大きな環境問題とされているのが、供給過剰による製品廃棄問題です。当社は、2000年からの実需型ビジネスモデルへの転換を機に、発注流動管理を徹底し、調達総量を厳しく管理しています。また、お客さまにできるだけ永く着用いただける定番商品の開発や、販売期間中の迅速な在庫流動により、販売ロス率を1.8%(2021年3月期)まで低減しています。

リサイクル活動の強化

ブランドや質・状態に関わらず、不要となった衣類を回収し、新たな製品の原料にするリサイクル活動を2008年よりさまざまなパートナー企業とともに開始しました。2020年度は3,855.7kgの衣類を回収しました。当社の直営店を中心に全国131カ所(2021年3月末時点)の店頭にリサイクルボックスを設置し、お客さまからの製品回収を進めています。さらに、富山マラソンやウルトラトレイル・マウントフジなどのスポーツイベントで製品の回収を実施し、パートナー企業(河田フェザー株式会社、東レ株式会社、長谷虎株式会社、日本環境設計株式会社)の協力のもと、循環型ビジネスに向けたリサイクル活動を推進しています。

製品回収実績

  2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
回収量(kg) 2,400.5 3,198.5 3,198.5 3,193.3 3,855.7

大切に使っていただくためにリペアサービスを推進

「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」では、「もし素材や製造上の欠陥が原因であれば、代金は一切いただきません。その他の場合は、適正な価格で修理いたします」というポリシーを徹底したリペアサービスを行っています。現在当社では、「THE NORTH FACE」をはじめとしたアウトドアブランドの製品に限らず、モーターサイクルウエア、スキーウエア、アスレウエアなどもリペアの対象としており、キッズ商品(一部を除く)は無償で対応しています。
環境への関心の高まりなどにより、製品の使用期間は長期化する傾向にあり、修理の依頼も増加しています。2004年の時点で年間3,500件程だった依頼は、2020年は1万3,992件。新型コロナウイルス感染症のため約2か月間店舗を休業したため、前年対比96.8%となりました。

リペア実績 2004年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
件数 3,500 12,600 13,629 14,448 13,992

HELLY HANSEN H2O®プロジェクト

HELLY HANSENは2021年6月に、お客さまとともに地球の水資源を見直し、学び、よりよくしていく活動をするための総合的なプロジェクトであるH2O® Projectを開始しました。環境海洋プラスチック問題の解決に向けた取り組みとして、海洋浮遊ゴミ回収機SEABINを設置するなどの、マイクロプラスチック回収の試みをWEBサイトで紹介しています。

直営店における生分解性ポリマーストローへの転換

THE NORTH FACEでは、カフェ併設店舗5店舗において2021年4月より、カネカ生分解性ポリマーGreen Plane t™製のストローを採用。Green Planet™は植物油を原料に微生物により生産された100%植物由来のバイオポリマーであり、幅広い環境下において優れた生分解性を有しています。このGreen Planet™ 製ストローを使用し、海洋汚染低減に貢献していきます。

社内でのペットボトルの使用を廃止

2020年度より国内全事業所でのペットボトルの使用を廃止しました。東京本社では、年間約36,000本(500ml)のペットボトル飲料を購入していましたが、従業員がマイボトルを利用することで、これらのペットボトルの利用を削減し地球環境保全に貢献すると同時に、従業員の環境配慮への意識向上につながっています。