風をカタチに変えていく。

VINDKRAFTは140年以上に渡り“水”と向き合ってきた
HELLY HANSENのアップサイクル・プロジェクトです。
多くのセイラーを支え、役目を終えたセイルから、新たな繋がりを生み出します。

New sail circulation

ヨットの帆は効果的に風を集め、その力を推進力に変えて進むため、常に高い耐久性や強い日差しに耐える素材が求められます。その素材にはカーボン、ナイロン、ケブラ、ダクロンなど様々あり、長い航海を終えて役目を終えた帆は、そのほとんどが産業廃棄物として処理されています。
この頑丈に作られている帆でも様々な製品への再利用が可能であることに着目し、海を愛するセイラーたちと共に「セイルの新たな循環」への挑戦を行なってまいります。

circulation

ノルウェーの言葉で「風力」を意味する「VINDKRAFT(ヴィンドクラフト)」は、
風(ウインド)の力を、新たな製品(クラフト)へと生まれ変わらせることで、新たな循環を生み出します。

アップサイクル・プロジェクト

セイルの新しい循環は、日本セイル発祥の地として知られる葉山からはじまります。葉山マリーナHELLY HANSENショップに集められたセイルは、洗浄を経て、富山県にある、最先の端技術が集結するゴールドウイン テック・ラボで新しいカタチを得ます。

役目を終えたセイルの回収

日本ヨット発祥の地として知られる、豊かな緑と海に囲まれた葉山町一色海岸が、VINDKRAFTのスタート地点です。役目を終えたセイルは葉山マリーナHELLY HANSENショップで回収し、セイルナンバーや船種、活動拠点などを記録した後に、それぞれトラッキングネームを発行します。このネームを完成した商品に取り付けることによって、どこからきたどんなセイルがプロダクトへ使用されているのかを知らせてくれます。

集められたセイルの洗浄

集められたセイルは製造ラインへと送られる前に、熟練の職人たちが集まる洗浄工場へと運ばれます。ここでは、セイルを特殊な洗浄機の中に入れ、100度近い熱湯を用いて約15分間洗いがけることで、長い旅の中で付着した汚れなどを入念に流し落とします。洗い終わったセイルは、乾燥機にかけられた後に、丁寧に畳まれて、富山県にある、ゴールドウイン テック・ラボへと運ばれていきます。

セイルの縫製

VINDKRAFTの最終工程は、HELLY HANSENの研究開発なども行う、最先の端技術が集結するゴールドウイン テック・ラボで作られます。届けられたセイルは最初にそれぞれの大きさや素材の特徴を見極めながら、振り分けられていきます。その後、制作するプロダクトの種類に沿って、1つ1つ手作業で裁断・縫製をしていきます。シルクスクリーンでロゴを印刷し、完成したプロダクトは、葉山の街へと再び戻り、新しい役割を果たします。

セイル回収プログラムについて

葉山マリーナ
HELLY HANSENショップ

住所 | 240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内50-2
営業時間 | 10:00~19:00
電話番号 | 046-876-2520

回収までの流れ

注意事項

回収できる量や状態によって生産できる量も変わり販売できる商品は不規則とはなりますが、このような環境に配慮した取り組みを継続的に行い、地球環境の保全に貢献してまいります。

  • *アップサイクル:
    単なる素材の再利用といった従来のリサイクルとは異なり、新しい価値を持ったモノを作り出すという考え方です。
  • *ショップ:
    現時点では葉山マリーナ HELLY HANSENショップでの展開となります。今後順次拡大していく予定です。