労働安全衛生

基本的な考え方

当社は従業員の安全、健康を第一に考えた経営の継続を掲げ、労働安全衛生規定を定め、従業員の業務上の災害および疾病を未然に防止するとともに、積極的にその安全と健康とを確保し、働きやすい快適な職場環境の形成を促進しています。

推進体制

当社では、従業員が安心・安全に働くための審議を行うことを目的に、安全衛生委員会を設置しています。当委員会は、職場環境の改善や労働災害の発生防止に加え、従業員の健康を守り、従業員自身が主体的に健康について考え、改善案を提案する場として、労働安全衛生法に則り、従業員50名以上の事業所である東京地区、富山地区、大阪地区にそれぞれ安全衛生委員会を設置しています。また、各部署より委員を1名選出し、月に1回委員会を開催しています。
さらに富山地区においては、製品の生産・開発及び、物流の施設が含まれていることから、2022年度より、富山地区における設備の点検を行い、危険個所を発見・改善することを目的に、新たに「安全委員会」を設立しました(2023年度より「労災防止委員会」に改称)。また、全国の店舗における労働安全衛生については、販売推進部によって統括されています。店頭で発生した事故や、災害に関する情報は、総務部により集約され、東京地区安全衛生委員会の委員長である管理本部副本部長より経営会議に報告しています。

体制図

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会議体 時期 構成 内容
安全衛生委員会 東京地区
富山地区
大阪地区
月1回
委員長(管理本部副本部長)、副委員長(総務部長)、事務局(総務部)、従業員代表委員(各部門担当者) 労働者の危険又は健康障害を防止するための基本となるべき対策(労働災害の原因及び再発防止対策等)などの重要事項について十分な調査審議を行う
安全委員会(2023年度より「労災防止委員会」) 月1回 議長:(総務部長)、副委員長(総務部マネージャー)、事務局(総務部、人事部)、従業員代表委員(各部門担当者) 安全に関する規程の作成に関すること。
危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置のうち、安全に係るものに関すること。
安全に関する計画の作成、実施、評価及び改善に関すること。
安全教育の実施計画の作成に関すること。

労働災害事故防止の取り組み

ゴールドウインでは、各地区の安全衛生委員会が中心となって、労働災害事故防止に取り組んでいます。当社の事業特性からも創業以来、死亡事故は発生しておらず、労働災害の多くも通勤時における車両事故が大半です。直営店舗が拡大する中、店舗における危険箇所の発見やヒヤリハットなどは関係者で共有され、事故防止に役立てられています。
富山地区においては、コンプレッサー・自動裁断機・グラインダー・有機溶剤・ボイラー、フォークリフト等、危険を伴う作業については、定期的に実習を行い、安全管理を徹底していますが、2022年度より、富山地区における設備の点検を行い、危険個所を発見・改善することを目的に、新たに「安全委員会」を設立しました。(2023年度より「労災防止委員会」に改称)

安全衛生点検

ゴールドウインでは、富山地区において「安全委員会」(2023年度より「労災防止委員会」に改称)を設置しています。富山地区における設備の点検を行い、危険個所を発見・改善することを目的に、2023年度は5回の委員会を開催しました。また、委員会活動を通じて、2022年度は36か所の危険個所を発見し2023年5月までには34か所の改善を実施し、残りの2か所は対応中です。
富山地区における「労災防止委員会」と「安全衛生委員会」の事務局は兼務しており、従業員が危険と懸念される個所を発見した場合、安全衛生委員会の委員を通じて報告を受け、「労災防止委員会」で対応を検討します。労災防止委員会で協議した事象は事務局から安全衛生委員会に報告し、従業員へ共有されます。従業員への教育や情報共有も行い、さらに安全点検を強化します

労働災害発生件数(単体)

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  2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
労働災害発生件数(件) 業務上災害 11 9 8 5 9
通勤災害 0 4 0 7 3
合計 11 13 8 12 12
うち、労災による休業災害数(名) 4 0 3 1 4
うち、労災による不休災害(名) 7 13 5 11 8
うち、労災による死亡者数(名) 0 0 0 0 0
休業災害度数率(%) 1.17 0.00 0.68 0.23 0.87
休業災害強度率(%) 0.01 0.00 0.01 0.01 0.04

今後の課題

今後も引き続き、従業員の安全、健康を第一に考え、労働災害発生の事前防止や再発防止を徹底していきます。現状は関係者により適切に情報共有されていますが、従業員ひとり一人の意識向上のためにも、事業所単位で管理している情報を横展開し、再発防止のために役立てます。