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瑶子女王殿下のオンラインによるご視察が行われました

2021/8/19

三笠宮家の瑶子女王殿下におかれましては、8月19日木曜日午前、東京都港区赤坂のお住まいからオンラインを通じて、富山県下新川郡入善町の「特定非営利活動法人工房あおの丘」のご視察を行われました。
ご視察のなかでは、工房あおの丘の利用者にお声をかけていただき、一緒にレクリエーションに参加していただくなどのご交流もいただきました。
 
工房あおの丘は、2018年度の第20回寬仁親王記念杯北陸ウェルフェアゴルフトーナメントの純益金贈呈先で、2019年10月には瑶子女王殿下にご視察いただく予定でしたが、台風19号による長野県内の水害でお取りやめ、また2020年も新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにお取りやめとなり、今回のオンラインでのご視察が実現しました。
 
ご視察は、まずは理事長、島先亜希(しまさき あき)氏より歓迎のご挨拶と、感染対策をしてこのオンラインでのご視察を行っていること、北陸ウェルフェアゴルフトーナメントからの贈呈金は、仕事の作業効率アップのため、コンピューター導入に利用したため、今回のオンラインでのご視察が実現できたことをお伝えするとともに、「工房あおの丘」の概要のご説明。あらかじめ撮影した動画で、YKKの協力工場としてファスナーの検品や箱詰めをしている様子や、商品のクッキーを焼いている様子、利用している子どもたちの様子など、施設の紹介をご覧いただいた後、瑶子女王殿下より利用者の皆さんにお言葉をいただきました。
 
瑶子女王殿下の「お仕事は楽しいですか?」というお言葉に、利用者の赤川優(あかがわ ゆう)さんは、「ファスナーの検品作業は厳しいですが、これからも頑張ります」と回答し、小林央尚(こばやし ひろなお)さんは「部品の組み立てなど、細かい作業が好きです」と回答しました。
またクッキー作り担当の松島瞳子(まつしま とうこ)さんは「計量など大変ですが、ぜひクッキーを食べてください」と回答すると、瑶子女王殿下は「たくさん買います」とお答えになり、笑顔がこぼれました。
また、レクリエーション「曲に合わせての手遊び」をご覧いただく際には、瑶子女王殿下にもご参加いただき、和やかな雰囲気となりました。
 
また島先理事長より、地域で支えあうことの大切さや、利用者が安心して集まれる場所を作っていきたいなどの抱負をお話しすると、瑶子女王殿下より「コロナ禍であっても直接人と人が会うことは大切なこと。障がい者福祉はステイホームではできないことですので、これからも気持ちを強く持って頑張ってください」とのお言葉をいただきました。
最後に、コロナの感染が落ち着きましたら、ぜひあおの丘にお越しいただきたいことをお伝えし、約45分間のオンラインでのご視察は終了いたしました。
 

 

 

 
■2018年度純益金贈呈先「特定非営利活動法人工房あおの丘」について
理事長:  島先 亜希(しまさき あき)
・工房あおの丘  〒939-0647 富山県下新川郡入善町道古34-3
・ラヴォーロあおの丘  〒939-0647 富山県下新川郡入善町道古34-1
・のびのbe-サポートあおの丘 〒939-0600 富山県下新川郡入善町田ノ又80
 
事業内容:
「ラヴォーロあおの丘」及び併設の「工房あおの丘」では、生活介護(デイサービス)や協力会社から受託した仕事を行う就労継続支援(A型)事業及びクッキーなどのお菓子作りや軽作業を行う就労継続支援(B型)事業を行っています。
A型では、YKK(黒部市)の協力工場という立場で検品作業を行い、決められた品質と納期を達成するために責任をもって取り組んでいます。
また、「高齢者の配食サービス」の仕事も行っており、弁当の食材の盛り付け作業を開始するなど、様々な仕事に挑戦することで、就労に対する意欲を引き出しています。
さらに、お菓子の販売などで地域のイベントに積極的に参加したり、近隣の会社見学をしたりすることを通して、地域とのつながりを重視するとともに、社会のルールやマナーを伝えています。
「のびのbe-サポートあおの丘」では、児童・生徒の放課後等デイサービスや休校時には朝から夕方まで様々なレクリエーションや社会見学を行い、障がい児の成長の支援をしています。
https://www.aonooka.jp/
2018年度の北陸ウェルフェアゴルフトーナメントからの贈呈金100万円は、各種仕事の作業効率アップのため、コンピューター導入に利用しました。

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